安定に手を伸ばす日がある。
刺激の光に目を奪われる日もある。
けれど、どちらかひとつを選べば済むほど、生活は単純ではない。
日常と非日常のあいだ、努力と結果のあいだ、
足りている感覚と足りなさのあいだを、静かにたどっていく。
噂話は、なぜなくならないのか。
それはただの悪意なのか、それとももっと別のものなのか。
閉じた共同体の空気が、いつのまにか世界のすべてになってしまうことがある。
そのとき人は、何に縛られ、何を失うのか。
遠い国で、数字の奥に隠れていたものは、やがて信用を失った。
たった一言の噂が町の空気を変え、
大騒動へと広がり、ついには日銀まで動かした。
嘘と噂と信用。
一見べつの出来事に見える二つの物語をたどると、
経済が数字だけでは動かない理由が見えてくる。
何度も聞いてきたはずの言葉が、
ふとした瞬間に、
少しだけ違って聞こえる。
その言葉は、
最初から重かったのか。
「I love you」と「愛してる」のあいだで、
何かが少しだけ、変わっていった。
コメントを残す