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  • 目次:コラム


    安定に手を伸ばす日がある。
    刺激の光に目を奪われる日もある。
    けれど、どちらかひとつを選べば済むほど、生活は単純ではない。

    日常と非日常のあいだ、努力と結果のあいだ、
    足りている感覚と足りなさのあいだを、静かにたどっていく。


    噂話は、なぜなくならないのか。
    それはただの悪意なのか、それとももっと別のものなのか。
    閉じた共同体の空気が、いつのまにか世界のすべてになってしまうことがある。
    そのとき人は、何に縛られ、何を失うのか。


    遠い国で、数字の奥に隠れていたものは、やがて信用を失った。
    たった一言の噂が町の空気を変え、
    大騒動へと広がり、ついには日銀まで動かした。
    嘘と噂と信用。
    一見べつの出来事に見える二つの物語をたどると、
    経済が数字だけでは動かない理由が見えてくる。


    何度も聞いてきたはずの言葉が、
    ふとした瞬間に、
    少しだけ違って聞こえる。

    その言葉は、
    最初から重かったのか。

    「I love you」と「愛してる」のあいだで、
    何かが少しだけ、変わっていった。